【ホームページ運用保守の現場から】
クライアントの「最新ニュース」を用いて、どう効果の最大化を図るか

著者・監修 VisuaRise Design_Tomo

公開日:2026.05.31
更新日:2026.07.05
6 ~ 7 min read

皆様からいただくコメントは、今後の運営の参考および励みとなります。 まずは本記事の内容について、ぜひご感想をお聞かせください。 参考になった点や気づきなど、ひとことでも構いませんので、お気軽にコメント欄へご投稿ください。

・・Introduction・・
Webサイトの運用保守とは、公開後のサイトを安全に維持しながら、情報更新や改善を重ねて成果につなげていく取り組みです。
その役割は、単なる情報更新にとどまりません。
 
クライアントさまの価値あるニュースを、ユーザーに届く形へ整え、ビジネスの成長につなげることも重要な役割です。
 
弊社では、Webサイト制作はもちろんのこと、公開後の運用保守においてもユーザー中心設計(UCD)を用いてすすめています。
ユーザー中心設計とは、サービスを使うユーザーの目的・行動・感情を起点に、情報や導線、体験を設計する考え方です。
 

そんな弊社のクライアントさまの1つである、スポーツ留学サポート事業『Futbol-Plus(フットボール – プラス)』の代表・嶋貫さんから、ある度肝を抜くご連絡をいただきました。

今回は、そのご連絡をきっかけに、弊社がどのようにユーザー中心設計の視点で情報発信を支援したのか、試行錯誤の舞台裏をお話ししたいと思います。

この記事を読むとわかること

「ホームページの成果や運用に悩んでいる」、「ホームページをビジネスの武器に育てたい」という方へ。
この記事では以下のことがわかります!

CASE STUDY

Futbol-Plusさま(スポーツ留学サポート事業)の
ホームページ運用保守

興奮したビッグニュース!!

先日、Futbol-Plus 嶋貫さんからご連絡をいただきました。
 
 
「スペインのポッドキャスト番組から取材依頼が来て、インタビューを受けることになったよ」
 
とあっさり一言。

eeeeee。 ぇぇぇぇぇぇええええ!!!

取材!?インタビュー!!!とのことで、経緯を伺うと、取材依頼の送り主は、現地のディープなサッカー文化を掘り下げるポッドキャスト番組『LA CÁBILA(ラ・カビラ)』でした。
依頼の理由は、1976年に嶋貫さんがバスク地方の「バラカルドCF」に日本人選手として初めて籍を置いてから、ちょうど50周年を迎えるためです。
その節目に、嶋貫さんへインタビューをしたいというご連絡でした。

すごくないですか!?!?
50年という時が流れてもなお、現地メディアに「伝説の先駆者」として記憶され、海を越えて取材依頼が届く。書籍などを通じて嶋貫さんの凄さは重々認識していたつもりでしたが、自分が思っていた以上に、もっともっと偉大な方なのだと心の底から実感しました。
 

しかし興奮してばかりはいられません。わたしはビジネスパートナーとして、嶋貫さんのビジネスの先にいる、未来のアスリートをより笑顔にするためにプロのWebデザイナーとして何ができるのか、頭をフル回転させました。そして出た言葉が、

「嶋貫さん、バラカルドFCと相互リンクを貼れるように交渉してください!」

現地の伝統ある公式クラブと相互リンクを貼ることは、Webサイトの権威と信頼性を爆発的に向上させ、SEO(検索順位)の観点からも計り知れない価値があると考えました。このチャンスを逃す手はありません。
 
さらに、相手方のサイトに掲載してもらう「Futbol-Plusのロゴ」にも、Webデザイナーとしての仕掛けを施しました。
通常、ロゴは白地に青で「F+」というシンプルなデザインなのですが、嶋貫さんの「日本らしくしてほしい」というリクエストもありましたので、それも加味して以下の要素を足したデザインにすることを提案しました。
  • 事業をアピールするキャッチコピーを追加

    ロゴの下に、Futbol-Plusのキャッチコピーをスペイン語で入れることで、ロゴ単体よりもインパクトを出し、何をしている会社かを一瞬で理解できるようにする

  • ”日本”のアイデンティティを最大化

    ロゴに日本の国旗と、Futbol-Plusの社名の下に”フットボール-プラス”とカタカナを配置。さらには極めつけに、薄いエンボス(浮き出し効果)で「蹴球」という漢字を追加し、日本の企業であることを直感的に印象付け。

嶋貫さんからデザイン方針についてOKをいただいた後、弊社はロゴ案を10種類制作しました。
そのうえで、ユーザー中心設計の観点から「海外のユーザーに日本らしさや事業内容が伝わるか」を検証しました。
検証では、インド人、中国人、アメリカ人、ベトナム人、韓国人の計20名にヒアリングを行い、その結果、最も評価が高かったロゴ案を嶋貫さんに提出しました。
・・・本当はスペイン人にヒアリングしたかったのですが、私のツテには限界がありました・・・

“日本国旗+カタカナ+漢字”の「エキゾチックな国・日本」を前面に出したデザインで、嶋貫さんからも無事に合格点を頂戴し、バラカルドCFへと提出されています!

70歳を超えてなお、スペイン語でスラスラと!!

その後、5/10に収録が行われ、5/14にはポッドキャストが公開されたのですが・・・
公開された1時間5分に及ぶ番組を聴いて、私はさらに圧倒されました!!!!
 
番組の中で嶋貫さんは、70歳を超えられた今も、本場のスペイン語で現地のMCと対等に、スラスラと、そして情熱的に受け答えされていました。
Webサイトの受け入れチェックでは、嶋貫さんにスペイン語の確認をしていただきましたし、留学支援では通訳もこなされていることは以前から存じ上げていましたので「いまさら何を驚いているんだ」と思われるかもしれませんが、それにしても、MCの方のかなり早口な(スペイン語がわからない私にはまくし立てられるように聞こえる)質問にも応対されており、心の底から感動しました。
表現が正しいか分かりませんが、本当に「神々しい」・・・音声越しに、思わず後光(ごこう)が見えるようでした。年齢を重ねても全く色褪せない知性と情熱。嶋貫さんの持つ圧倒的なポテンシャルに、改めて深いリスペクトの念を抱きました。
サッカーボールに足を乗せ、後光を背景に「¡Hola!」と挨拶する、スーツ姿の男性のイラスト

運用パートナーとしての挑戦:この「偉大さ」を世界に届ける情報設計

この歴史的な出来事を、Webサイト上でどうやって最大化させるか。ここからがWebプロデューサーとしての私の腕の見せ所でした。
 
「ただポッドキャスト番組『LA CÁBILA』の外部リンクを貼ってお知らせに載せる」だけでは、ビジネスパートナーとしての意味がありません。
 
『Futbol-Plus』の公式サイトは、日本語・スペイン語・英語の3ヶ国語で展開しており、世界中からワールドワイドなアクセスがあります。しかし、今回の公式ポッドキャストは、1時間5分にわたる全編スペイン語の放送でした。そのまま掲載するだけでは、スペイン語を理解できないユーザーに内容が十分に伝わりません!
そこで、以下の対応を取ることにしました。

  • 文字で見せる!

    1時間5分の濃厚な内容をぎゅっと凝縮した「番組の要約記事」を作成。日本語・英語・スペイン語の3ヶ国語で表示切替することで、世界中の誰もがテキストでじっくり歴史を紐解けるようにしました。

  • 日本語で聞く!!

    「全編スペイン語は聴き取れないけれど、内容を知りたい」「忙しい合間にエッセンスを聴きたい」という日本の読者のために、要点を約9分に集約した日本語版の掛け合いポッドキャスト(音声)を特別に用意し、ページ内に設置しました。

ただ情報を掲載するだけでなく、サイトを訪れるユーザーの言語やシチュエーションに合わせてコンテンツを最適化(ユーザーエクスペリエンス最適化)する。これこそが、ユーザに寄り添うということだと考えています。

まとめ:生きたWebサイトを、これからも共に育てる

ホームページは、納品して終わりではありません。
こうしたクライアントさまの「今」の躍動や価値あるニュースを、タイムリーに、そして効果的にお客様へ届けるために並走することこそが、私たちの保守・運用フェーズにおける誇りです。
 
掲載された『Futbol-Plus』の最新記事を、ぜひ皆さんもその耳と目で体験してみてください!

FAQ

Q1. Webサイトの運用保守とは何ですか?

Webサイトの運用保守とは、公開後のサイトを安全に維持しながら、情報更新や改善を重ねて成果につなげていく取り組みです。単なる情報更新ではなく、ユーザーに必要な情報を届け、ビジネスの成長につなげる役割もあります。

ユーザー中心設計(UCD)とは、サービスを使うユーザーの目的・行動・感情を起点に、情報や導線、体験を設計する考え方です。Webサイト制作だけでなく、公開後の運用保守にも活用できます。

Webサイトの運用保守にユーザー中心設計を活用すると、情報をただ掲載するのではなく、ユーザーが理解しやすく、行動しやすい形で届けられます。その結果、サイトの信頼性向上や問い合わせなどの成果につながりやすくなります。

Futbol-Plusは、スポーツ留学をサポートする事業です。公式サイトは日本語・スペイン語・英語の3ヶ国語で展開されており、国内外のユーザーに向けて情報を発信しています。

Futbol-Plus代表の嶋貫さんに、スペインのポッドキャスト番組『LA CÁBILA(ラ・カビラ)』からインタビュー依頼が届きました。
嶋貫さんが1976年にバスク地方の「バラカルドCF」に日本人選手として初めて籍を置いてから、節目の年を迎えることが取材のきっかけでした。

バラカルドCFのような現地の伝統ある公式クラブと相互リンクを行うことは、Futbol-PlusのWebサイトの信頼性や権威性を高める機会になると考えたためです。SEOの観点からも、関連性の高い公式サイトとのつながりには価値があります。

公式ポッドキャストは全編スペイン語で、再生時間も約1時間5分ありました。そのまま掲載するだけでは、スペイン語を理解できないユーザーに内容が伝わりにくいため、日本語・英語・スペイン語の要約記事を作成し、より多くのユーザーが内容を理解できるようにしました。

この事例からわかるポイントは、Webサイトの運用保守は単なる更新作業ではなく、クライアントの価値をユーザーに伝えるための戦略的な取り組みだということです。

ユーザー中心設計を活用することで、価値あるニュースをより多くの人に届く形へ整えることができます。

あなたのホームページを、もっと生きたビジネスの武器へ。

VisuaRise Designは、ユーザー中心設計に基づいた柔軟な運用保守で、納品後も貴社の価値を最大化し続けます。

  • 現在のサイト運用にお悩みの方

  • もっと提案力のあるパートナーをお探しの方

相談は無料です。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

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今回の記事で紹介したように、Webサイト運用で大切なのは、情報をただ掲載することではなく、ユーザーに届く形へ整えることです。

おすすめ記事「その情報、価値ゼロです」読み手に刺さる情報設計のリアルでは、読み手に信頼される情報設計の本質や、ベネフィットで選ばれる時代の考え方を紹介しています。
ユーザー中心設計をより深く理解したい方は、ぜひこちらもご覧ください!

ホームページ制作を依頼する前に知っておきたいこと

ホームページ制作を依頼する際は、デザインや費用だけでなく、公開後の運用保守やユーザー中心の情報設計まで考えることが大切です。
成果につながるホームページを作るには、制作前の目的整理、ユーザー視点の設計、公開後の改善が欠かせません。

ホームページ制作・依頼に関する考え方や注意点は、以下のカテゴリで詳しく紹介しています。

Author

Tomohiro Tatehisa

VisuaRise Design Representative
Web Consultant / Designer

米国政府系企業での勤務を経て帰国後は、グローバル企業でPMOリーダーとして活躍。数千万円規模の小規模案件から100億円超の大規模プロジェクトまで、多様なプロジェクトを成功に導いてきました。 システムコンサルタントとしては、製造業のサプライチェーン領域を中心にBPR(業務改革)を推進し、現場課題の解決と企業価値向上に貢献してきた経験があります。

日本の大手企業での多数のプロジェクトに加え、アメリカ・中国・シンガポール・インド・ブラジルでのビジネス経験を土台に、現在はWebデザイナーとして“伝わるデザイン”を追求。デザイン制作にとどまらず、実務で培った思考法やプロジェクト推進の知見を積極的に発信しています。

このブログでは、プロジェクト現場で得たリアルな学び、実践的なノウハウ、そして国際ビジネスの視点を、初心者から専門家まで届く形でわかりやすく紹介します。「本質を見抜き、わかりやすく伝える」ことを大切にしながら、あなたの創作や仕事に役立つヒントをお届けします。

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