【AEO実践レポート #04】
AI検索に選ばれる記事にするために、ブログ構造を見直してみた
著者・監修 VisuaRise Design_Tomo
公開日:2026.06.27
更新日:2026.07.17
8 ~ 10 min read
皆様からいただくコメントは、今後の運営の参考および励みとなります。 まずは本記事の内容について、ぜひご感想をお聞かせください。 参考になった点や気づきなど、ひとことでも構いませんので、お気軽にコメント欄へご投稿ください。
この記事を読むとわかること
- AEO対策における文章の構造化の重要性
- 内部リンクとトピッククラスターを使ったAEO強化の考え方
- AEO対策として行った文章改善・内部リンク改善の具体例
この記事は誰に向けたものか
- SEO対策に加えて、AEO対策にも取り組むべきか判断したい方
- AIの回答内で、自社コンテンツを引用・参照されやすくするための考え方を知りたい方
- AEO対策を、ホームページ制作やブログ運用にどう活かせばよいか知りたい方
- 一般論ではなく、自社ブログで実践したAEO改善の具体例を知りたい方
- 連載企画の重要なお知らせ
- 本記事(AEO実践レポート#04)は、連載初期の記録です。
- 最新の網羅的な結論は、中間まとめ「AEO実践レポート#06」に集約しています。まずはそちらをご覧ください。
はじめに
これまでのAEO実践レポート
AI検索の普及、ゼロクリック化によるWebマーケティングの変化、AEOの基礎知識について整理
ブログからAEO対策を始める理由と、実際に行った「9つの基本対策」の実装内容を紹介
ChatGPTやGoogle Geminiなどでの直接テスト、Google Search Console、GA4を使った検証方法と、初期反応から見えてきた「トピッククラスター構造の最適化」について考察
今回は、AEO対策として実際に行った改善内容を具体的にご紹介します。
なお、これらの施策を行った後にどのような変化が出たのかについては、次回のAEO実践レポート #05で詳しくご紹介する予定です。
1. 前回記事「実践レポート#03」の振り返りと今回の狙い
AEO実践レポート#03では、AIの回答エンジンに「専門性と網羅性のあるサイト」として正しく認識され、参照されやすくなるためには、以下の2つの追加施策が必要だと整理しました。
追加施策①
中心テーマとなる「ホームページ制作・依頼」カテゴリの記事のAEO強化
追加施策②
各記事に「ホームページ制作との関係性」を追記し、全記事をAEO化
今回は、このうち重要度の高い追加施策①に集中し、「ホームページ制作・依頼」カテゴリの記事を、AI検索にもテーマ性が伝わりやすい形へ見直しました。
2. 中心テーマ「ホームページ制作・依頼」カテゴリのAEO強化
- 冒頭で結論を書く
- 定義を明確にする
- 見出し構成を整理する
- 箇条書きや表を使う
- FAQを入れる
- 自社の実績や経験を入れる
- 著者情報・公開日・更新日を明記する
- 内部リンクを強化する
- 構造化データを適用する
今回は、この9つの基本対策を見直したうえで、さらにAIへの理解を深めるために、次の2つのアプローチを追加しました。
- 文章の構造化
主語・述語・目的語を明確にして、AIが迷子にならないようにします。
- 内部リンクのコンテキスト最適化
リンク先の情報を、リンク周辺のテキストで具体的に伝えます。
2-1. 文章の構造化(主語・述語・目的語を明確にする)

ホームページ制作会社の選定に関する文章を例に、主語や目的語の有無でAIの理解がどう変わるかを見てみましょう。
AIが迷子になりやすい例
「選ぶ際には、デザインだけでなく実績も重視する必要があります。後から変更するのが難しいため、最初の段階でしっかりと決めておくことが重要です。」
AIが正確に理解できる例
「ホームページ制作会社を選ぶ際には、デザインだけでなく過去の制作実績も重視する必要があります。一度契約した制作会社を後から変更するのは難しいため、プロジェクトの最初の段階で依頼先をしっかりと決めておくことが重要です。」
文章の構造化は、AIのためだけのテクニックではありません。主語や述語を明確にすることで、読者にとっても内容を理解しやすくなる、やさしい文章改善だと考えています。
実際の修正事例
1. 「その原因」が指す対象を明確化
修正前
その原因は、デザインや機能だけでなく、制作前の準備不足にあるかもしれません。
修正後
ホームページが成果につながらない原因は、デザインや機能だけでなく、制作前の準備不足にあるかもしれません。
「その原因」という指示語を具体化し、何の原因について話しているのかを明確にしました。
2. 文脈の指示代名詞(ここ)を具体化
修正前
ここを明確にしないまま制作を進めてしまうと、見た目はきれいでも成果につながらないサイトになってしまいます。
修正後
届ける相手、伝える内容、促したい行動を明確にしないまま制作を進めてしまうと、見た目はきれいでも成果につながらないサイトになってしまいます。
「ここ」という指示語を、「届ける相手」「伝える内容」「促したい行動」に置き換えました。
3. 自社の強みを伝える箇所の主語を明示
修正前
そう思い、お客様から引き出したい情報を一覧化することを思いつき、試行錯誤の末に完成したのが、現在のヒアリングシートです。
修正後
そう考えたVisuaRise Designは、お客様から引き出したい情報を一覧化し、試行錯誤の末に現在のヒアリングシートを完成させました。
誰が考え、誰がヒアリングシートを完成させたのかを明確にしました。
4. 「誰が記載し、誰が把握したのか」を明確化
修正前
しかし、ヒアリングシートに記載いただくことで、冒頭の数行からだけでも以下のように思われているということがわかりました。
修正後
しかし、院長様にヒアリングシートへ記載していただいたことで、VisuaRise Designは、冒頭の数行からだけでも院長様が以下のように考えていることを把握できました。
この修正では、「院長様が記載したこと」と「VisuaRise Designが把握したこと」を明確に分けました。
5. 主語を明確化
修正前
「プロだから大丈夫」とあまり要望を伝えず丸投げ。完成したサイトが自社のブランドイメージと全く違い、大揉めに。
修正後
依頼主が「プロだから大丈夫」と考え、制作会社に要望をあまり伝えず、ホームページ制作を丸投げ。
誰が制作会社に丸投げしたのかを明確にしました。
6. 目的語と依頼先を明確化
修正前
まずは今日ご紹介した5つのチェックリストを確認し、しっかり準備を整えてから依頼することが成功への第一歩です。
修正後
まずは本記事でご紹介した5つのチェックリストを確認し、ホームページ制作の準備を整えてから制作会社へ依頼することが、成功への第一歩です。
「何の準備を整えるのか」「誰へ依頼するのか」を明確にしました。
2-2. 内部リンクの「文脈(コンテキスト)」の最適化
実際の修正事例
内部リンクのコンテキストの最適化
修正前
※FAQのための構造化データ生成ツールはこちらから。
修正後
※専門知識なしでJSON-LD形式のコードを即座に作成できる「FAQ専用の構造化データ自動生成ツール」を公開しています!
修正後の文章では、リンク先が「FAQ用の構造化データを作成できるツール」であることが、AIにも伝わるようになりました。
3. トピッククラスターの強化
3-1. リンク設計のルール化
カテゴリ間のつながりを強化し、周辺記事から中心テーマへ自然に誘導できるようにするため、「次に読むべきおすすめ記事」と「おすすめカテゴリ」のリンク設計を以下のようにルール化しました。
「ホームページ制作・依頼」カテゴリ内の記事(中心テーマ)
・次に読むべきおすすめ記事リンク:
同カテゴリ内の記事を優先的に紹介し、中心テーマ内の記事同士の結びつきを強化します。
ただし、同カテゴリに固執しすぎると読者にとって不自然な導線になる場合があるため、読者の関心や行動の文脈に合う場合は、周辺カテゴリの記事リンクも設置します。
・おすすめカテゴリリンク:
設置しません。
「ホームページ制作・依頼」カテゴリ"以外"の記事(周辺記事)
・次に読むべきおすすめ記事リンク:
読者の行動の文脈に合わせ、カテゴリを問わず最適な関連記事を紹介します。
・おすすめカテゴリリンク:
中心テーマへの導線として、「ホームページ制作・依頼」カテゴリへのリンクを必ず設置します。
この設計により、各記事が単独で完結するだけでなく、記事同士の関係性やカテゴリ構造が明確になります。最終的には、すべての記事が「成果につながるホームページ制作」という中心テーマへ自然につながる導線を目指します。
実際の修正事例
あわせて、本記事でも次に読むべき記事へ自然につながる導線を意識しています。
1. 「ホームページ制作・依頼」カテゴリの記事の場合(Rule 1を適用)
修正前
次の記事、前の記事へのリンクのみ。
修正後
本事例は、カテゴリの一致だけでリンク先を決めるのではなく、読者が次に知りたい情報を基準に内部リンクを設計した例です。
2. 「AEO実践レポート #01〜#03」の場合(Rule 2)を適用
修正前
次の記事、前の記事へのリンクのみ。
修正後
おすすめカテゴリリンクは、すべての記事に同じ定型文を貼ることは避けました。
VisuaRise Designでは、それぞれの記事の内容や読者の関心に合わせて、リンク前後の文言を微調整しています。
3-2. 記事の「目的」に応じた関係性の明示

最初は、「各記事の冒頭に中心テーマとの関係を示す文章を追加するだけだから簡単!」と思ったのですが、実際にやり始めてみると、どれも似たり寄ったりの文章になってしまって・・・。
すべての記事で、中心テーマとのつながりの説明文を載せることが果たして本当に正解なのか・・・。
そこで、記事の目的に応じて見せ方を変えるのはどうかと思い、下記の通り定義しました。
” 集客・お悩み”記事の場合
集客・お悩み記事は、読者の検索ニーズや具体的な悩みに直接答える記事です。
対象となる記事の例は、ホームページ制作の必要性、WordPressの基本、SEO対策、サーバー選び、ドメイン取得、問い合わせ改善などです。
このような記事を読む読者は、「今すぐ疑問や問題を解消したい」と考えているケースが多いです。
そのため、記事冒頭でVisuaRise Designの制作思想やホームページ制作との関係性を長く説明しすぎると、読者が本来知りたい答えにたどり着きにくくなる可能性があります。
よって、集客・お悩み記事においては、まず読者の悩みや疑問に対して分かりやすく答えることを優先します。
そのうえで、記事の後半やまとめ、FAQ、内部リンクの中で、「この知識が成果につながるホームページ制作にどう関係するのか」を自然に補足する形にします。
"マインド・ノウハウ"記事の場合
"マインド・ノウハウ"記事は、VisuaRise Designの制作思想や判断基準、実践から得た気づきを伝える記事です。
対象となる記事の例は、AEO実践レポート、制作の裏側、ホームページ制作で大切にしている考え方などです。
このような記事を読む読者は、単に「やり方」だけでなく、「なぜそれが必要なのか」「どのような考え方で取り組むべきなのか」「VisuaRise Designがどのような思想でホームページ制作を行っているのか」を知りたい可能性があります。
よって、マインド・ノウハウ記事においては、記事冒頭から中心テーマとの関係性を明確に書くようにします。
実際の修正事例
「当サイトがAEO対策の実験と検証を継続しているのは、VisuaRise Designが掲げる「ユーザー中心設計をベースに、集客に強いホームページを提供する」という事業目的に、AEOが深く関わると考えているからです。せっかくデザインやコンテンツ設計にこだわったホームページを制作しても、AI検索で見つけてもらえなければ、お客様の成果にはつながりません。だからこそ、まずは自社ブログを通じてAEO対策を実践・検証しています。」この追記により、AEO実践レポートが単なる検証記事ではなく、VisuaRise Designの事業目的である「成果につながるホームページ制作」と結びついた記事であることを明確にしました。
まとめと次回の予告
今回は、前回までの検証で見えてきた課題をもとに、Web制作のいろはBlog全体の専門性をAIに伝えやすくするための見直しを行いました。
具体的には、以下のような改善を実施しました。
- 主語・述語・目的語を明確にする文章の構造化
- リンク先の内容が伝わる内部リンクの見直し
- 中心テーマへ自然につなげるトピッククラスターの強化
- 記事の目的に応じた、ホームページ制作との関係性の明文化
次回予告:次に試してみること
次回のAEO実践レポート #05では、今回行った改善のあとに、AI検索、Google Search Console、GA4でどのような変化が見られたのかを検証結果としてご紹介します。
どうぞ、お楽しみに!
FAQ
Q1. AEOとは何ですか?
Q2. なぜAEO対策ではブログ全体の構造が重要なのですか?
AEO対策では、1つの記事だけでなく、ブログ全体がどのテーマについて発信しているのかを、AI検索サービスに理解されやすい状態にすることが重要です。
たとえば、ホームページ制作、SEO、AEO、コンテンツ制作、運用改善などの記事が、それぞれバラバラに存在しているだけでは、ブログ全体の専門性が伝わりにくくなります。
一方で、各記事が中心テーマに向かって内部リンクでつながっていれば、AI検索サービスは記事同士の関係性を理解しやすくなると考えられます。
最終的には、ブログだけでなくサイト全体でこの考え方を取り入れることで、特定分野に詳しい情報源として認識されやすくなり、AI検索の回答内で紹介・参照される可能性を高めることにつながります。
Q3. 文章の構造化とは何ですか?
Q4. 内部リンクのコンテキスト最適化とは何ですか?
Q5. トピッククラスターとは何ですか?
成果につながるホームページ、制作しませんか?
次に読むべきおすすめ記事
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AEO実践レポート#04では、文章構造や内部リンク、トピッククラスターを見直し、AIにサイト全体の専門性を伝えやすくするための改善を行いました。
次の記事では、その改善後に見られた第2週目の初期反応を検証しています。
ChatGPTでの記事紹介や参照元リンクの表示、Google Search ConsoleでのAEO関連クエリの変化、GA4でのAIサービス経由アクセスなど、AEO対策後のリアルな結果を知りたい方は、こちらもぜひご覧ください!
AEO対策も、成果の出るホームページ制作の一部です
Author

Tomohiro Tatehisa
VisuaRise Design Representative
Web Consultant / Designer
米国政府系企業での勤務を経て帰国後は、グローバル企業でPMOリーダーとして活躍。数千万円規模の小規模案件から100億円超の大規模プロジェクトまで、多様なプロジェクトを成功に導いてきました。 システムコンサルタントとしては、製造業のサプライチェーン領域を中心にBPR(業務改革)を推進し、現場課題の解決と企業価値向上に貢献してきた経験があります。
日本の大手企業での多数のプロジェクトに加え、アメリカ・中国・シンガポール・インド・ブラジルでのビジネス経験を土台に、現在はWebデザイナーとして“伝わるデザイン”を追求。デザイン制作にとどまらず、実務で培った思考法やプロジェクト推進の知見を積極的に発信しています。
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