【AEO実践レポート #02】
AEO対策はなぜブログから始めるべきなのか?実際にやった施策と検証結果

著者・監修 VisuaRise Design_Tomo

公開日:2026.06.17
更新日:2026.06.24
8 ~ 10 min read

この記事を読むとわかること

この記事は誰に向けたものか

はじめに

01. INTRODUCTION

前回のブログでは、「AI検索の普及によって、Webマーケティングの考え方が大きく変わり始めていること」と、これから重要性が高まる 「AEO(Answer Engine Optimization:回答エンジン最適化)」 についてお話ししました。
 
私はその第一歩として、まずこの「Web制作のいろはBlog」からAEO対策を始めることにしましたが、今回は、下記2点について「AEO実践レポート #02」としてお届けします。
なぜブログからAEO対策を始めたのか。
そして、実際に投稿記事へどのような対策を施したのか。

なぜブログから始めるのか?
AEOと相性が良い4つの理由

02. WHY CHOOSE BLOG?

「AEO対策って、自社のホームページ全体を大改修しないといけないの?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
ブログは、AEO対策を記事単位で始め、試しながら改善していけますので、最初の一歩としては、入りやすくおススメです。(もちろん、最終的にはホームページ全体の情報設計や構造の見直しが必要ですが。)
 
AEO対策とブログの相性が良い理由は、主に次の4つです。
  • ユーザーの「質問」に対する回答記事を作りやすい

    AI検索は、ユーザーの疑問に対して、できるだけ分かりやすい回答を返そうとする仕組みです。
    ブログは「〇〇とは」「〇〇の選び方」「〇〇の比較」といった、ユーザーが実際に質問するであろうテーマを記事にしやすいという強みがあります。読者が知りたいことに対して、結論、理由、具体例、注意点を整理して書くことで、読者にとってもAIにとっても理解しやすいコンテンツになります。
    その結果、AIの回答内で引用・参照される可能性を高めることにもつながります。

  • 自社の専門性・実績・考え方を自然に蓄積できる

    AEO対策で重要になるのは、単なる一般論ではなく、「誰が、どんな経験や根拠をもとに発信している情報なのか」という点です。
    ブログであれば、日々の現場で得た知見や、実際に試して分かったこと、お客様とのやり取りの中で感じた課題などを、自然な形で書きとどめることができます。
    参考書のようにきれいである必要はなく、生々しい活きた情報を積み重ねていくことが、サイト全体の専門性や信頼性を高める土台になります。

  • 既存のホームページ全体を改修するより圧倒的に始めやすい

    AEO対策を始めるからといって、いきなりトップページやサービスページを大きく変更するのは、さすがに勇気がいります。
    もちろん、必要であればやるべきなのですが、しかし、最初から大きく変えようとすると、時間もコストもかかりますし、どの施策が効果につながったのかも分かりにくくなります。
    その点、ブログであれば、1記事単位で小さく試すことができます。
    私自身、今まさにブログからAEO対策を始めていますが、影響範囲を小さく絞って対応できるのは、安心感があって、「色々試してみよう!」と、楽しく検証を進められています。

  • 記事ごとに効果検証がしやすい

    ブログは、記事単位で改善しやすいだけでなく、効果検証もしやすい場所です。
    たとえば、
    ・どの記事が検索されているか
    ・どんなキーワードで流入しているか
    ・滞在時間はどう変化したか
    ・関連ページへの遷移はあるか
    ・問い合わせにつながっているか
    ・AI検索や検索結果上でどのように表示されているか
    といった変化を、記事ごとに確認できます。

AEO対策は、まだ絶対的な正解が見えにくい領域です。
だからこそ、まずはブログで小さく試し、反応を見ながら改善していくのが良いと考えています。
そして、ブログで得られた手応えやノウハウを、次にホームページ本体やサービスページへ横展開していく。
この流れが、最も現実的なAEO対策の進め方だと感じています。

ブログのAEO対策とは?
AIに伝わりやすい「基本要素」

03. ESSENTIAL ELEMENTS OF AEO

では、ブログでAEO対策を進めるために、具体的にどのような点を意識すればよいのでしょうか。
AI検索に「この記事はユーザーの質問に対して分かりやすく答えている」と理解してもらうためには、読者にとって読みやすいだけでなく、AIにとっても内容を把握しやすい形にしておくことが大切です。
ここでは、AEOを意識したブログ記事で取り入れたい「基本要素」を整理します。

ブログを書くときに意識したい基本的な要素

読者とAIのどちらにも、記事の答えを早く伝えるため、結論ファーストで書きます。
冒頭で結論を示すことで、この記事が何について答えているのかが分かりやすくなります。

「〇〇とは、〜です」と言い切る文章を入れることで、テーマの意味を明確にします。
AI検索では、こうした定義文が回答の参考情報として扱われやすいと考えられます。

H2やH3を見ただけで、「この記事では何について、どの順番で答えているのか」が分かる構成にしておくことで、読者にもAIにも内容が伝わりやすくなります。

情報を文章だけで長く並べるのではなく、箇条書きや表で整理します。
そうすることで、読者にもAIにも内容が伝わりやすくなります。
ユーザーが実際に疑問に思いそうなことを、問いと答えの形で用意します。
FAQは、質問と回答の関係が明確なため、AI検索と相性が良い形式のひとつです。

一般論だけでなく、実際に試したこと、現場で感じたこと、改善の結果などを入れます。
自社にしか書けない一次情報を盛り込むことは、AEO対策において非常に重要です。

誰が書いた情報なのか、いつ公開・更新された情報なのかを明確にします。
情報の責任元と鮮度を伝えることで、読者にとってもAIにとっても信頼性を判断しやすくなります。

記事を読んだユーザーが、関連するサービスページや事例ページ、別のブログ記事へ自然に進めるように、内部リンクを整えます。
AEO対策は、AIに引用・参照されることがゴールではありません。
その先で、読者がより深く情報を理解し、必要に応じて相談や問い合わせに進める導線を用意しておくことが大切です。

FAQや記事情報などには、構造化データを設定します。

 

少々専門的な内容になりますが、構造化データとは、ホームページ上の情報を検索エンジンやAIが正しく理解しやすいように整理して伝えるための記述です。一般的には、JSON-LD形式のコードをページ内に設定します。

例えばFAQの場合、構造化データが設定されていないと、AIや検索エンジンには「通常の文章」として認識される可能性があります。一方で、構造化データを設定することで、「これは質問と回答の情報である」と明確に伝えることができます。

 

※専門知識なしでJSON-LD形式のコードを即座に作成できる「FAQ専用の構造化データ自動生成ツール」を公開しています!

実践ドキュメンタリー
今回実際にやったこと

04. DOCUMENTARY IN ACTION

ここからは、AEO実践レポート#02の本題です!
私がAEO対策をするにあたって意識したのは、次の3点です。

前回投稿記事「【AEO実践レポート #01】検索の未来が変わる?SEOの次に来るAEOに本気で挑む理由」に施したAEO対策は以下の通りです。

基本要素
投稿記事に実際に行ったこと
冒頭で結論
記事冒頭で、AEOとは何か、なぜ今必要なのかを先に説明した。
定義の明確化
「〇〇とは、〜です」と言い切る文章を入れた。
”AEOとは、AI検索や生成AIの回答の中で、
(…中略…)ための対策です”と明示化
見出し構成
H2やH3を構造的に整理して実装した。
H2 ) はじめに
H2 ) 1.AEOとは何か?従来のSEOとどう違う?
H2 ) 2.なぜ今、AEO対策が必要なのか?
  H3 ) AI検索で見つかり、信頼される会社になる
  H3 ) 相談につながりやすい見込み客と出会える
(…つづく…)
箇条書き・表
SEOとAEOの違いを表で整理し、AEO対策のステップを
箇条書きで示した
FAQ
記事末尾に、AEOに関するよくある質問と回答を追加した
実績・経験
自分自身が、AI検索回答だけで満足してしまい
「あ、これがAEOの脅威だ」と肌で感じた実体験を記載した
著者・日付
記事の責任元と情報の鮮度が分かるように、
著者・監修、作成日、最終更新日を明記した。
内部リンク
各ブログ記事で紹介しているチェックリストや判断ツールを
「Free Tools(HP制作のための無料サポートツール)」として一覧化して、
ブログトップページやサイドバーに設置。
記事とツールを相互に内部リンクでつなぎ、ユーザーが
必要な情報へスムーズに移動できる導線を整えた。
構造化データ
FAQ部分にJSON-LD形式の構造化データを設定した

AEO対策を施した記事の評価
Geminiの評価から見えた、AEOで意識すべき3つのポイント

05. GEMINI REVIEWS

AEO対策を施した後、Google GeminiにAEOの視点で評価してもらいました。
使用したプロンプトは、以下の通りです。
「あなたはプロのWebマスターです。下記の投稿記事について、AEOの視点で評価してください。」
もちろん、Geminiの回答がそのまま正解というわけではありません、AIがどのような観点で記事を評価する可能性があるのかを知るうえで、ひとつの参考材料になると考えました。
 
Geminiの評価から見えてきたポイントは、主に次の3つです

AIが参照しやすい 「Q&Aの構造」 を用意する!

現在のAI検索では、ユーザーの質問に対して、分かりやすい回答を返すことが重視されています。
そのため、記事内に「Q. AEO対策とは?」「A. 〇〇です」というような、問いと答えの形が整理されていることは、AIにとっても内容を理解しやすい構造だと考えられます。
特に、見出し、導入文、FAQ部分で質問と回答の関係を明確にしておくことで、記事が何に答えているのかが伝わりやすくなります。

AIが内容を把握しやすい 「箇条書き・表」 を使う!

長い文章で説明するよりも、箇条書きや表を使って情報を整理することで、読者にとってもAIにとっても内容が把握しやすくなります。
AIが記事の要点を理解し、回答の参考情報として扱いやすくなる可能性があります。

E-E-A-Tにつながる 「実体験・専門性」 を盛り込む!

AEO対策では、一般論だけではなく、誰が、どのような経験や専門性をもとに書いているのかが重要で、記事の信頼性を高める要素になると考えられます。

今回Geminiに評価してもらって改めて感じたのは、
AEO対策とは「AIに認識させるためだけに記事を書くことではない」
ということです。
読者の疑問に対して、分かりやすく、根拠を持って、整理された形で答えることが、結果的にAIにも理解されやすい記事につながるのだと感じました。

AEO対策の検証
AI検索での計測結果

06. AEO Strategy Testing

AEO対策を施したあと、実際にAI検索でどのように表示されるのかを確認してみました。

結果

現時点では、各AI検索サービスにおける2つのテスト用プロンプトのいずれでも、当ブログ記事が回答内で紹介・言及されることはなく、参照元リンクとしても表示されませんでした。

……当然といえば当然の結果かと。焦りすぎました……
Google Search Consoleでインデックス登録をリクエストした直後であり、記事が検索エンジンやAI検索の参照対象として十分に反映されるには、まだ時間がかかりますから…
それに、記事1件上げたくらいで、AIに参照してもらえると思う方がおこがましいですね。
マラソンのように、1歩ずつ確実にがんばります!
 
今回AEO対策を施した記事が、どのようなタイミングで検索結果やAI検索の回答に反映されていくのか、引き続き検証して、継続してレポートしたいと思います!
AEO対策は短期勝負ではなく、継続的な検証が大切であることをマラソンで表現したイラスト

まとめ

07. SUMMARY & NEXT

今回は、なぜブログからAEO対策を始めたのか、そして実際にどのような施策を行ったのかをお届けしました。

冒頭で結論や定義を明確にすること、
見出し構成を整えること、
FAQや構造化データを設定すること、
実体験や一次情報を入れること、内部リンクを強化すること。
 
どれも特別な裏技ではなく、読者にとって分かりやすく、信頼できる記事にするための基本的な取り組みです。
 
ただし、それだけではなく、AIや検索エンジンに内容を正しく伝えるためには、構造化データや内部リンク設計といった技術的な工夫も欠かせません
 
現時点では、まだ検証のスタート地点に立ったところではありますが、「読者にとって分かりやすい情報を、AIにも理解しやすい形で届ける。」という視点を大切にしながら、今後も実践と検証を続けていきたいと思います!

次回予告:次に試してみること

次回は、AI検索での引用・参照状況の計測確認の結果をお届けしたいと思います!
 
今後も「Web制作のいろはBlog」を実験台にしながら、試して、記録して、改善していく過程を、今後もリアルにお届けしていきます。
次回のAEO実践レポート#03も、ぜひお楽しみに!

おまけ
FAQ構造化データ即時生成ツール

Free Tool

構造化データ(JSON-LD形式のコード)は、ホームページ上の情報を検索エンジンやAIが理解しやすい形で整理して伝えるための記述です。

例えばFAQの場合、人が見れば「質問と回答」であるとわかる記述も、検索エンジンやAIには通常の文章として認識される可能性があります。そこでJSON-LD形式のコードを設定することで、「この部分はFAQであり、質問と回答の情報である」と明確に伝えることができます。

「ちょっと難しそう…」という方のために、質問と回答を入力するだけで、自動でコードが生成されるツールをご用意しました!

完全無料で、生成されたコードは自由にコピーしてご利用いただけます。ぜひブログ運営やAEO対策にお役立てください!

[ ツールの使い方 ]

  • FAQに設定したい「質問」と「回答」を入力し、「構造化FAQリストへ追加」ボタンをクリックします。登録されたFAQは、下の「登録済みFAQ」に追加されます。
  • 複数のFAQがある場合は、質問と回答を入力してボタンを押す操作を繰り返してください。
  • 必要なFAQをすべて追加すると、JSON-LDコードが自動で生成されます。
  • 最後に、生成されたコードをコピーして、対象ページに貼り付ければ完了です。
  • 不要なFAQを追加してしまった場合は、該当するFAQの削除ボタンから削除できます。

登録済みFAQ (0件)
生成されたJSON-LD
{}

生成されたJSON-LDをコピーしたら、WordPressの「HTML」ウィジェットや、お使いのテーマのコード挿入エリアに貼り付けるだけでOKです。

ホームページ上には表示されないため、挿入場所は基本的にどこでも問題ありませんが、管理しやすいようFAQの近くに設置するのがおすすめです!

FAQ

08. FAQ

Q1. AEO対策はブログから始めても効果がありますか?
AEO対策は、ブログから始める方法と相性が良いと考えています。
ブログは記事単位でテーマを絞りやすく、「〇〇とは?」「〇〇の方法は?」といったユーザーの質問に答えるコンテンツを作りやすいためです。
まずはブログで小さく試し、効果を見ながらホームページ全体へ展開していく流れが現実的です。
SEO対策は、Googleなどの検索結果で上位表示を目指すための取り組みです。
一方、AEO対策は、AI検索や生成AIの回答内で、自社サイトの情報を引用・参照してもらいやすくするための取り組みです。
ただし、SEOとAEOはまったく別物ではなく、SEOを土台にしながらAEOの視点を加えることが大切です。
 
詳細はこちらをご参照ください。
まずは、読者にとって分かりやすい記事にすることが重要です。
具体的には、冒頭で結論を書く、定義を明確にする、見出し構成を整理する、箇条書きや表を使う、FAQを入れる、実体験や一次情報を盛り込むといった工夫が有効です。
読者に伝わりやすい構成は、AIにも内容を理解されやすい形につながると考えています。
すぐに引用・参照されるとは限りません。
記事を公開しても、検索エンジンやAI検索の参照対象として反映されるまでには時間がかかる場合があります。
そのため、AEO対策は一度設定して終わりではなく、定期的にAI検索での表示状況や検索流入を確認しながら改善していくことが大切です。
構造化データは必須ではありませんが、可能であれば設定した方がよい対策のひとつです。
FAQや記事情報を構造化データで補足することで、検索エンジンにページ内容を理解してもらいやすくなります。
ただし、構造化データだけで成果が出るわけではなく、分かりやすい本文、信頼できる情報、内部リンクなどとあわせて整えることが大切です。

次世代のWeb集客を、まずは小さな改善から。

SEOからAEOへ。
AI検索時代に向けた対策は、ブログや既存ページの見直しからでも始められます。
あなたのホームページに合った改善方法を、一緒に整理してみませんか?

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実施した9つのAEO施策は、AI検索でどのように反応したのか? 
ChatGPT・Google Geminiでの直接テスト、Google Search Console、GA4を使った検証結果をもとに、AI検索で参照元として選ばれるための課題を整理しました。
 
記事単体のAEO対策から一歩進み、サイト全体の専門性を高める「トピッククラスター構造の最適化」についても解説しています。AEO対策後の検証方法や次の改善策を知りたい方は、ぜひ参考にしてください!
AEO対策は、AI検索で見つけてもらうためだけの施策ではありません。 ユーザーに伝わる情報設計、検索・AI検索からの認知獲得、コンバージョンにつながる導線づくりなど、成果の出るホームページ制作にも深く関わる考え方です。
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Author

Tomohiro Tatehisa

VisuaRise Design Representative
Web Consultant / Designer

米国政府系企業での勤務を経て帰国後は、グローバル企業でPMOリーダーとして活躍。数千万円規模の小規模案件から100億円超の大規模プロジェクトまで、多様なプロジェクトを成功に導いてきました。 システムコンサルタントとしては、製造業のサプライチェーン領域を中心にBPR(業務改革)を推進し、現場課題の解決と企業価値向上に貢献してきた経験があります。

日本の大手企業での多数のプロジェクトに加え、アメリカ・中国・シンガポール・インド・ブラジルでのビジネス経験を土台に、現在はWebデザイナーとして“伝わるデザイン”を追求。デザイン制作にとどまらず、実務で培った思考法やプロジェクト推進の知見を積極的に発信しています。

このブログでは、プロジェクト現場で得たリアルな学び、実践的なノウハウ、そして国際ビジネスの視点を、初心者から専門家まで届く形でわかりやすく紹介します。「本質を見抜き、わかりやすく伝える」ことを大切にしながら、あなたの創作や仕事に役立つヒントをお届けします。

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