【AEO実践レポート #03】
AI検索に拾われ始めた?初期検証の結果とトピッククラスター構造の最適化

著者・監修 VisuaRise Design_Tomo

公開日:2026.06.22
更新日:2026.06.24
8 ~ 10 min read

この記事を読むとわかること

この記事は誰に向けたものか

はじめに

前回の”【AEO実践レポート #02】AEO対策はなぜブログから始めるべきなのか?実際にやった施策と検証結果“では、ブログからAEO対策を始める理由と、実際に行った具体的な内容についてお届けしました。
 
当サイトがAEO対策の実験と検証を継続しているのは、VisuaRise Designが掲げる「ユーザー中心設計をベースに、集客に強いホームページを提供する」という事業目的に、AEOが深く関わると考えているからです。
せっかくデザインやコンテンツ設計にこだわったホームページを制作しても、AI検索で見つけてもらえなければ、お客様の成果にはつながりません。
 
だからこそ、まずは自社ブログを通じてAEO対策を実践・検証しています。
 
しかし、実際に検証と考察を重ねる中で見えてきたのは、
「いくつかの記事にAEO対策を施したからといって、AI検索エンジンがすぐにサイト全体を信頼してくれるとは限らないのでは……」
ということです。
 
今回は、AEO対策の検証方法と初期検証の結果を整理しながら、そこから見えてきた追加施策「トピッククラスター構造の最適化」についてレポートしていきます!

1. AEO対策の効果を測る検証方法

AEO対策を行った後、AI検索エンジン上でどのように扱われているのかを確認するため、現在、以下の3つの方法で検証を進めています。
AEO対策は、実施してすぐに結果が出るとは限らず、数日〜数週間、場合によっては数か月かかる可能性もあるため、焦らず定期的に確認しています。

検証1:主要AI検索エンジンでの「直接テスト」

まずは、実際にAI検索サービスに質問を投げかけ、回答内で「Web制作のいろはBlog」やAEO実践レポートが紹介・言及されるか、または文末の「参照元(ソース)」にVisuaRise Designのサイトリンクが表示されるかを週1回チェックします。
本記事では、回答内での記事紹介・言及、または参照元リンクの表示が確認できた状態を「AI検索上での反応」として扱います。

  • テスト用プロンプト

    【ストレートな質問】「2026年最新の"AEO実践レポート"はありますか?」
    【文脈を絞った質問】「AEO実践レポートとして、AEO対策に本気で挑んでいるBlog記事はありますか?」

  • テスト対象のAI検索エンジン

    ・ChatGPT
    ・Google Gemini

検証2:Google Search Consoleでのインデックス・表示回数確認

次に、AEO対策を施したページがGoogleに正常にインデックスされているかを確認します。
(どれだけ記事の内容を整えても、検索エンジンに認識されなければ、AI検索で参照される可能性は高まりませんので・・・。)
 
その後、該当記事の表示回数を追跡します。
あわせて、「AEO」「AEO対策」「AEO 実践」など、AEO対策に関連する検索クエリで該当記事が表示されているかも確認していきます。

検証3:Google Analytics 4(GA4)での「AI参照元」確認

最後に、GA4の「トラフィック獲得」レポートや「参照元 / メディア」を確認し、以下のようなドメインからの流入がないかをチェックします。
  • perplexity.ai (Perplexityからの流入)
  • openai.com / chatgpt.com (ChatGPTからの流入)
  • gemini.google.com (Geminiからの流入)
ただし、AIサービス経由のアクセスは、環境によって参照元が正しく残らず、direct扱いになる場合もあります。
そのため、GA4の参照元データだけで判断せず、AI検索エンジンでの直接テストやGoogle Search Consoleの変化とあわせて総合的に確認していく必要があります。

2. 【検証結果】 初期検証で見えたAI検索の反応

1週間ごとの計測結果は以下の通りです。

検証
検証内容
第1週
1-1. AI検索・
ChatGPT
「2026年最新の"AEO実践レポート"はありますか?」
×
「AEO実践レポートとして、AEO対策に本気で挑んでいる
Blog記事はありますか?」
×
1-2. AI検索・
Google Gemini
「2026年最新の"AEO実践レポート"はありますか?」
×
「AEO実践レポートとして、AEO対策に本気で挑んでいる
Blog記事はありますか?」
2. Google Search Console
正常にインデックスされているか
該当記事の表示回数
11
AEO関連クエリの表示変化
×
3. GA4
各AIサービス経由のアクセス有無
0
※「○」は確認できた項目、「×」は確認できなかった項目を示しています。 
※AI検索の「○」は、「AI検索上での反応」が確認できた状態を指します。
具体的には、回答内で「Web制作のいろはBlog」やAEO実践レポートが紹介・言及された場合、または参照元リンクとしてVisuaRise Designのサイトリンクが表示された場合を「○」としています。
※数値は、該当期間中に確認できた件数を示しています。

今回の初期検証では、限定的ではあるものの、少しだけ「AI検索上での反応」が見られました!

具体的には、Google Geminiにおいて、文脈を絞った質問をした際に、「Web制作のいろはBlog」のAEO実践レポートが回答内で具体的に紹介されました!(まだ限定的ですが・・・)

Google Geminiで「AEO実践レポート」に関する質問を行い、Web制作のいろはBlogの記事が回答内で紹介された検証結果のスクリーンショット

一刻でも早く結果を確認したい衝動にかられて、まだ表示はされない予測のもとEnterボタンを押したので、Geminiが私が書いたAEO実践レポートをピンポイントで回答に出してくれたのを見て、嬉しい感情を飛び越えて、えげつなく驚きました(笑)

一方で、ChatGPTではまだ参照元として表示されておらず、Google Geminiでもストレートな質問では参照元として表示されていません。また、検索クエリの変化や、GA4上でのAIサービス経由の明確な流入も、現時点では確認できていません。
そのため、現時点では
「限定的な文脈ではAI検索上での反応が確認できているが、一般的な質問で安定して紹介・参照される段階にはまだ至っていない」
と考えています。

3. 【考察】初期検証から見えてきた課題

AI検索で「参照元」として選ばれるための壁

これらの検証を通じて見えてきたのは、現時点では「特定の文脈ではAI検索上での反応が確認できたものの、『AEOの実践レポートについて教えて』といった一般的な質問で、安定して紹介・参照される段階にはまだ至っていない」ということです。
 
ここで改めて考えたのは、記事にAEO対策を施すこと自体は確実にプラスである一方、1つや2つの記事を整えただけで、AI検索エンジンがすぐに「このサイトは信頼できる参照元だ」と判断してくれるわけではない、ということです。
 
AI検索により深く信頼してもらうためには、記事単体の対策にとどまらず、サイト全体としての専門性やテーマの一貫性を高めていく必要があると感じました。

AEOの本質を考える
すべての「点」はホームページ制作に向かう

AI検索エンジンは、特定の記事だけでなく、サイト全体のテーマ性や記事同士の関連性も参照している可能性があります。
当サイトの「Web制作のいろはBlog」では、様々なテーマを扱っています。カテゴリ分けすると以下の通りです。

ホームページ制作・依頼

成果につながるホームページ制作の土台を理解してもらうため

コンバージョン改善

ホームページの訪問者を問い合わせや購入につなげるため

コンテンツ制作

ユーザーに伝わり、信頼されるコンテンツを作るため

基礎知識・初心者向け

ホームページ制作に必要な基本知識を理解してもらうため

SEO・AEO・GEO対策

検索エンジンやAI検索からの認知獲得・集客を強化するため

AI・テクノロジー活用

AIが人の行動や思考に与える影響を理解し、HP制作や運用に活かすため

運用・保守

公開後も改善・管理を続け、長期的にホームページによる成果を出し続けるため

この様々なテーマが向かう先は・・・

ユーザー中心設計をベースに、
集客に強い(=成果の出る)ホームページ制作

一見すると、扱っているテーマは幅広く見えるかもしれません。
しかしこれらはすべて、VisuaRise Designが掲げる「ユーザー中心設計をベースに、集客に強いホームページを提供する」という目的につながっています。
 
このように、中心となるテーマに対して関連する記事(点)をつなげ、サイト全体で専門性を高めていく考え方を「トピッククラスター構造と言います。
 
しかし、現在のWeb制作のいろはBlogは、この構造がAI検索エンジンにも十分に伝わるような内部リンク設計や文脈設計になっていないのではないか、と考えました。
その結果、個々の記事ではAEO対策を行っていても、全体としての専門性や信頼性が十分に伝わらず、一般的な質問で参照元として選ばれにくい状態になっているのではないか。
 
これが、今回の初期検証から見えてきた大きな課題です。
そこで、この課題をクリアするために、次なる追加施策として「トピッククラスター構造の最適化」に取り組むことにしました!

4. AEO対策の追加施策

前述の通り、Web制作のいろはBlogの記事は、それぞれ異なるテーマを扱っています。
しかし、各記事の着地点はすべて「ユーザー中心設計をベースとした、集客に強い(=成果の出る)ホームページ制作」につながります。
そのため今後は、各記事に「ホームページ制作との関係性」を明確に持たせ、記事同士を文脈でつなぐための追加施策を進めていきます。

追加施策①
中心テーマとなる「ホームページ制作・依頼」カテゴリの記事のAEO強化

\最優先!/
当サイトの中心テーマである「ホームページ制作・依頼」カテゴリに属する投稿記事を優先的にAEO化し、見出し構造、冒頭要約、FAQ、内部リンク、構造化データなどを整えることで、AI検索エンジンにも内容や記事同士の関係性が伝わりやすい状態を目指します。
 
この中心テーマを固めることで、サーバー選び、コンテンツ制作、SEO・AEO、運用・保守といった周辺記事との関係性も明確になり、「Web制作のいろはBlog」全体として、すべての記事が「成果の出るホームページ制作」へ自然につながる導線を作っていきます。

追加施策②
各記事に「ホームページ制作との関係性」を追記し、
全記事をAEO化

「ホームページ制作・依頼」カテゴリ以外の記事にも、ホームページ制作との関係性を明確に追記していき、「点」を『線』でつなぎます。
 
あわせて、AI検索エンジンにも内容が伝わりやすいように、結論ファーストの構成、見出しの整理、FAQの追加、内部リンクの見直しなどを行い、全記事を順次AEO化していきます。

まとめ(今回の気づき)

今回の検証結果をもとに考察を重ねる中で見えてきたのは、AEOとは単に「記事の末尾にFAQを足す」といった小手先のテクニックではない、ということです。
 
AI検索で「AI時代のホームページ制作のポイントは?」と聞かれたら、当サイトの「ホームページ制作・依頼」カテゴリを起点に、周辺記事も含めて回答してくれる。
「ホームページ制作におけるサーバーの選び方は?」と聞かれたら、単なるスペック比較ではなく、「コンバージョンを見据えたホームページ制作視点でのサーバー選び」という独自の文脈を持った情報源として、当サイトの記事を参照元に選んでくれる。
そんな「すべての道は成果の出るHP制作に通ず」という状態を作ることこそが、本当のAEO対策なのではないかと感じています。
 
幸いなことに、サイトリニューアルに伴い2025年以前のブログ記事を整理したことで、現在の「Web制作のいろはBlog」は、記事同士の関係性を見直しやすい状態になっています。
このタイミングを活かし、記事同士を強固な「線」で結び、AI検索エンジンから信頼される情報源を目指して、全記事のブラッシュアップに挑みます。
 
次回のレポートもお楽しみに!

次回予告:次に試してみること

次回は、追加施策①として、中心テーマとなる「HP制作・依頼」カテゴリの記事群のAEO強化に取り組みます。
 
単なる記事のリライトではなく、「各記事がどのように”「ユーザー中心設計をベースに、コンバージョンを上げるためのホームページ制作”へつながるのか」という文脈設計と、記事同士をつなぐ内部リンク構造にこだわって、実際にどのような改善を行ったのかをレポートします。

FAQ

Q1. AEO対策の効果はどのように検証できますか?
AEO対策の効果は、主に3つの方法で検証できます。
 
1つ目は、ChatGPTやGeminiなどのAI検索エンジンに実際に質問し、自社サイトが参照元リンクとして表示されるかを確認する方法です。
2つ目は、Google Search Consoleで対象記事のインデックス状況や表示回数を確認する方法です。
3つ目は、Google Analytics 4(GA4)でAIサービス経由の流入が発生しているかを確認する方法です。

AEO対策は、実施してすぐに効果が出るとは限りません。
数日〜数週間で変化が見られる場合もありますが、場合によっては数か月かかる可能性もあります。
そのため、短期間で判断せず、定期的にAI検索・Google Search Console・GA4を確認しながら追跡することが重要です。
ChatGPT、Google Gemini、PerplexityなどのAI検索エンジンに、実際に質問を入力して確認します。
例えば、「AEO実践レポートはありますか?」のような一般的な質問や、「ブログを使ってAEO対策を検証している記事はありますか?」のように文脈を絞った質問を試します。
その回答内や文末の参照元に、自社サイトの記事リンクが表示されるかを確認します。
1つや2つの記事にAEO対策を施しただけでは、AI検索エンジンがすぐにサイト全体を信頼できる情報源として判断するとは限らないためです。
AI検索で参照元として選ばれるには、記事単体の分かりやすさだけでなく、サイト全体の専門性、テーマの一貫性、記事同士の関連性も重要になると考えられます。
今回の初期検証では、限定的ではあるものの反応が見られました。
文脈を絞った質問では、Google GeminiにおいてVisuaRise Designの「Web制作のいろはBlog」のAEO実践レポートが回答内で具体的に紹介されました!
一方で、ストレートな質問やChatGPTではまだ安定して参照元として表示されておらず、GA4上でもAIサービス経由の明確な流入は確認できていません。

トピッククラスター構造とは、中心となるテーマに対して、関連する記事群を内部リンクや文脈でつなぎ、サイト全体の専門性を高める考え方です。
 
今回の記事では、「ホームページ制作・依頼」カテゴリを中心テーマとし、SEO・AEO、コンテンツ制作、サーバー選び、運用・保守などの記事を「成果の出るホームページ制作」に向かってつなげる構造を目指しています。

AI検索時代のWeb集客を、点ではなく「線」で強くする。

AEO対策は、ブログや既存ページを整えるだけでなく、
記事同士のつながりやサイト全体の専門性を高めることが重要です。
 
あなたのホームページに合った改善方法を、一緒に整理してみませんか?

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AEO対策は、成果の出るホームページ制作の一部です

AI検索時代に見つけてもらうためのAEO対策は、単独の施策ではなく、ホームページ制作全体の成果につながる重要な要素です。
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Author

Tomohiro Tatehisa

VisuaRise Design Representative
Web Consultant / Designer

米国政府系企業での勤務を経て帰国後は、グローバル企業でPMOリーダーとして活躍。数千万円規模の小規模案件から100億円超の大規模プロジェクトまで、多様なプロジェクトを成功に導いてきました。 システムコンサルタントとしては、製造業のサプライチェーン領域を中心にBPR(業務改革)を推進し、現場課題の解決と企業価値向上に貢献してきた経験があります。

日本の大手企業での多数のプロジェクトに加え、アメリカ・中国・シンガポール・インド・ブラジルでのビジネス経験を土台に、現在はWebデザイナーとして“伝わるデザイン”を追求。デザイン制作にとどまらず、実務で培った思考法やプロジェクト推進の知見を積極的に発信しています。

このブログでは、プロジェクト現場で得たリアルな学び、実践的なノウハウ、そして国際ビジネスの視点を、初心者から専門家まで届く形でわかりやすく紹介します。「本質を見抜き、わかりやすく伝える」ことを大切にしながら、あなたの創作や仕事に役立つヒントをお届けします。

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