【ホームページ運用保守の現場から】
クライアントの「最新ニュース」を用いて、どう効果の最大化を図るか

VisuaRise Design_Tomo

2026.05.31 4 ~ 6 min read

弊社では、Webサイト制作はもちろんのこと、公開後の運用保守においてもユーザー中心設計(UCD)を用いてすすめています。
 
単なるシステムの維持・管理としての運用保守ではなく、クライアントさまの向こうにいるお客様を中心に置き、「どうしたら喜んでいただけるか、貢献できるか」を常に考え、運用保守の枠を超えて、(勝手ながら)”ビジネスパートナー”として、クライアントさまのビジネスの成長に長く並走させていただくことを大切にしています。
 
そんな弊社のクライアントさまの1つである、スポーツ留学サポート事業『Futbol-Plus(フットボール – プラス)』の代表・嶋貫さんから、ある度肝を抜くご連絡をいただきました。
 
今回は、そのご連絡をもとに、弊社がどのような対応をしたのか、私たちの試行錯誤の舞台裏をお話ししたいと思います。

この記事を読むとわかること

「ホームページの成果や運用に悩んでいる」、「ホームページをビジネスの武器に育てたい」という方へ。
この記事では以下のことがわかります!

CASE STUDY

Futbol-Plusさま(スポーツ留学サポート事業)の
ホームページ運用保守

興奮したビッグニュース!!

先日、Futbol-Plus 嶋貫さんからご連絡をいただきました。
 
 
「スペインのポッドキャスト番組から取材依頼が来て、インタビューを受けることになったよ」
 
とあっさり一言。

eeeeee。 ぇぇぇぇぇぇええええ!!!

取材!?インタビュー!!!とのことで、経緯を伺うと、それは現地のディープなサッカー文化を掘り下げる『LA CÁBILA(ラ・カビラ)』という番組からの依頼で、1976年に、嶋貫さんがバスク地方の「バラカルドCF」に日本人選手として初めて籍を置いてから、ちょうど50周年になるため、インタビューさせてほしい。というものでした。

すごくないですか!?!?
50年という時が流れてもなお、現地メディアに「伝説の先駆者」として記憶され、海を越えて取材依頼が届く。書籍などを通じて嶋貫さんの凄さは重々認識していたつもりでしたが、自分が思っていた以上に、もっともっと偉大な方なのだと心の底から実感しました。
 

しかし興奮してばかりはいられません。わたしはビジネスパートナーとして、嶋貫さんのビジネスの先にいる、未来のアスリートをより笑顔にするためにプロのWebデザイナーとして何ができるのか、頭をフル回転させました。そして出た言葉が、

「嶋貫さん、バラカルトFCと相互リンクを貼れるように交渉してください!」

現地の伝統ある公式クラブと相互リンクを貼ることは、Webサイトの権威と信頼性を爆発的に向上させ、SEO(検索順位)の観点からも計り知れない価値があると考えました。このチャンスを逃す手はありません。
 
さらに、相手方のサイトに掲載してもらう「Futbol-Plusのロゴ」にも、Webデザイナーとしての仕掛けを施しました。
通常、ロゴは白地に青で「F+」というシンプルなデザインなのですが、嶋貫さんの「日本らしくしてほしい」というリクエストもありましたので、それも加味して以下の要素を足したデザインにすることを提案しました。
  • 事業をアピールするキャッチコピーを追加

    ロゴの下に、Futbol-Plusのキャッチコピーをスペイン語で入れることで、ロゴ単体よりもインパクトを出し、何をしている会社かを一瞬で理解できるようにする

  • ”日本”のアイデンティティを最大化

    ロゴに日本の国旗と、Futbol-Plusの社名の下に”フットボール-プラス”とカタカナを配置。さらには極めつけに、薄いエンボス(浮き出し効果)で「蹴球」という漢字を追加し、日本の企業であることを直感的に印象付け。

この案で嶋貫さんからOKが出ましたので、早速10種類制作し、「ユーザ中心設計」の肝となる「 “ユーザー” の視点を最優先」とするアプローチになっているかを検証するため、外国人(インド人、中国人、アメリカ人、ベトナム人、韓国人) 計20名にヒアリングして、一番人気のロゴを嶋貫さんに提出しました。
・・・本当はスペイン人にヒアリングしたかったのですが、私のツテには限界がありました・・・

“日本国旗+カタカナ+漢字”の「エキゾチックな国・日本」を前面に出したデザインで、嶋貫さんからも無事に合格点を頂戴し、バラカルドCFへと提出されています!

70歳を超えてなお、スペイン語でスラスラと!!

その後、5/10に収録が行われ、5/14にはポッドキャストが公開されたのですが・・・
公開された1時間5分に及ぶ番組を聴いて、私はさらに圧倒されました!!!!
 
音声から流れてきたのは、御年70歳を超えられた嶋貫さんが、本場のスペイン語で現地のMCと対等に、スラスラと、そして情熱的に受け答えされていたからです。
Webサイトの受け入れチェックでは、嶋貫さんにスペイン語の確認をしていただきましたし、留学支援では通訳もこなされていることは以前から存じ上げていましたので「いまさら何を驚いているんだ」と思われるかもしれませんが、それにしても、MCの方のかなり早口な(スペイン語がわからない私にはまくし立てられるように聞こえる)質問にも応対されており、心の底から感動しました。
表現が正しいか分かりませんが、本当に「神々しい」・・・音声越しに、思わず後光(ごこう)が見えるようでした。。年齢を重ねても全く色褪せない知性と情熱。嶋貫さんの持つ圧倒的なポテンシャルに、改めて深いリスペクトの念を抱きました。
サッカーボールに足を乗せ、後光を背景に「¡Hola!」と挨拶する、スーツ姿の男性のイラスト

運用パートナーとしての挑戦:この「偉大さ」を世界に届ける情報設計

この歴史的な出来事を、Webサイト上でどうやって最大化させるか。ここからがWebプロデューサーとしての私の腕の見せ所でした。
 
「ただポッドキャスト番組『LA CÁBILA』の外部リンクを貼ってお知らせに載せる」だけでは、ビジネスパートナーとしての意味がありません。
 
『Futbol-Plus』の公式サイトは、日本語・スペイン語・英語の3ヶ国語で展開しており、世界中からワールドワイドなアクセスがあります。 しかし、今回の公式ポッドキャストは「1時間5分の完全スペイン語放送」。これでは、スペイン語圏以外の方に伝わりません!
そこで、以下の対応を取ることにしました。
  • 文字で見せる!

    1時間5分の濃厚な内容をぎゅっと凝縮した「番組の要約記事」を作成。日本語・英語・スペイン語の3ヶ国語で表示切替することで、世界中の誰もがテキストでじっくり歴史を紐解けるようにしました。

  • 日本語で聞く!!

    「全編スペイン語は聴き取れないけれど、内容を知りたい」「忙しい合間にエッセンスを聴きたい」という日本の読者のために、要点を約9分に集約した日本語版の掛け合いポッドキャスト(音声)を特別に用意し、ページ内に設置しました。

ただ情報を掲載するだけでなく、サイトを訪れるユーザーの言語やシチュエーションに合わせてコンテンツを最適化(リパワリング)する。これこそが、ユーザに寄り添うということだと考えています。

生きたWebサイトを、これからも共に育てる

ホームページは、納品して終わりではありません。
こうしたクライアントさまの「今」の躍動や価値あるニュースを、タイムリーに、そして効果的にお客様へ届けるために並走することこそが、私たちの保守・運用フェーズにおける誇りです。
 
掲載された『Futbol-Plus』の最新記事を、ぜひ皆さんもその耳と目で体験してみてください!

あなたのホームページを、もっと生きたビジネスの武器へ。

VisuaRise Designは、ユーザー中心設計に基づいた柔軟な運用保守で、納品後も貴社の価値を最大化し続けます。

  • 現在のサイト運用にお悩みの方

  • もっと提案力のあるパートナーをお探しの方

相談は無料です。まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。

Author

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Tomohiro Tatehisa

VisuaRise Design Representative
Web Consultant / Designer

米国政府系企業での勤務を経て帰国後は、グローバル企業でPMOリーダーとして活躍。数千万円規模の小規模案件から100億円超の大規模プロジェクトまで、多様なプロジェクトを成功に導いてきました。 システムコンサルタントとしては、製造業のサプライチェーン領域を中心にBPR(業務改革)を推進し、現場課題の解決と企業価値向上に貢献してきた経験があります。

日本の大手企業での多数のプロジェクトに加え、アメリカ・中国・シンガポール・インド・ブラジルでのビジネス経験を土台に、現在はWebデザイナーとして“伝わるデザイン”を追求。デザイン制作にとどまらず、実務で培った思考法やプロジェクト推進の知見を積極的に発信しています。

このブログでは、プロジェクト現場で得たリアルな学び、実践的なノウハウ、そして国際ビジネスの視点を、初心者から専門家まで届く形でわかりやすく紹介します。「本質を見抜き、わかりやすく伝える」ことを大切にしながら、あなたの創作や仕事に役立つヒントをお届けします。

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