WordPressのオリジナルテーマと 既製テーマ、どっちを選ぶべき?
プロが教える選択基準

著者・監修 VisuaRise Design_Tomo

公開日:2026.04.11
更新日:2026.06.24
6 ~ 8 min read

WordPressでホームページ制作を依頼するとき、制作会社から「オリジナルテーマで作りますか?それとも既製テーマにしますか?」という提案を受けることがあります。

多くの方が、こう思うのではないでしょうか。

・「既製テーマって、他と同じデザインになるんじゃ…?」
・「安っぽく見えるのでは?」
・「ブランディング効果は期待できない?」

実務経験豊富なコンサルタントとして、数多くのホームページ制作を行ってきた立場から結論をお伝えすると「既製テーマ = 安っぽい」は完全な誤解です。

確かに、ブランドの完全な統制や競合が絶対にまねできない設計(仕掛け)が必要なら「オリジナルテーマ」を選ぶべきです。しかし、そうでないなら既製テーマでも十分に理想のサイトは実現できます。

ただし、既製テーマで理想のサイトを実現するには、絶対に外せない条件があります。それは、

制作会社に既製テーマを土台として使いながら、サンプルデザインを流用せず、自社専用の“オリジナルデザイン”で構築してもらうことです。

この条件を押さえることで、既製テーマを活用しながら、高品質なサイトを比較的低コストで実現できます。

失敗しないための明確な選択基準と、発注時に必ず伝えるべきポイントを詳しく解説します!

オリジナルテーマと既製テーマの違い

オリジナルテーマ

完全にゼロから作るオーダーメイド

  • デザインから機能まで完全自由
  • あなたの会社専用の独自設計
  • 他社と絶対に被らない独自性

費用の目安

100万 〜 200万円以上

既製テーマ

市販テーマをベースにした効率設計

  • 検証済みの安定したベースデザイン
  • プラグインによる迅速な機能追加
  • 世界中の知見が集約された高品質

費用の目安

30万 〜 80万円程度

「既製テーマ = 似たデザイン」になるかは
Webデザイナーの技術次第です

既製テーマは他社と似た印象になりやすい。これは半分正解、半分間違いです。
プロの現場では、テーマを「土台」として使い、その上に独自の世界観を構築します。

NG:サンプルの流用

サンプルのデザインをそのまま使い、写真と文章だけ差し替える。これでは確かに、他のサイトと似てしまいます。

OK:デザイン要素の組み上げ

見出し、画像、ボタン、余白、配色、セクション構成などのデザイン要素を、レゴブロックを組み立てるように独自の発想で組み上げていきます。

プロは”ココ”が違う!

VisuaRise Designでは、市場調査、競合分析、マーケティング視点を取り入れた『ユーザー中心設計』をベースに、世界的に信頼性の高い『Astra』テーマとElementorなどの高度なノーコードツールを用いて、まったくゼロから独自の発想でレイアウトを組み上げていきます。

実例:既製テーマでもオリジナルのデザイン

WordPressの既製テーマを活用しながら独自設計で成果を出したキャリアコンサルタントサイトのWeb制作事例イメージ

CASE STUDY

キャリアコンサルタント

テーマ Astraを用いてキャリアコンサルタントのWebサイトを制作しました

ご依頼主さまは当初、オリジナルテーマでの制作を希望されていました。しかし、「ご予算に限りがある」「中小規模の事業である」「1か月程度で公開したい」という条件があったため、私はAstraとElementorを組み合わせた、既製テーマベースの完全オリジナルデザインをご提案しました。

既製テーマ 50万円

オリジナルテーマ 150万円

制作にあたって意識したこと

  • サンプルデザインは一切使わない
  • 信頼性や安定感を象徴する青色をメインカラーに
  • スクロールアニメーションを用いて、訪問者が自然に読み進めやすい導線を設計

当初、サービスメニューが全く整理されていなかったため、「いかにスマートに、でも分かりやすく見せるか」を徹底的に分析・検討し、お客様と一緒にディスカッションを重ねて整理しました。
その上で、訪問者にできる限り長くホームページに滞在していただくための仕掛けとしてスクロールアニメーションを施しました。ただ、スクロールアニメーションは多用しすぎると、本来読んでいただきたいコンテンツに目がいかなくなる危険性があるため、戦略的に導入しました。引き算の美学です!

達成した成果

  • 唯一無二のオリジナルデザイン
  • テーマ利用でコストセーブ
  • スマートなデザインによるブランドの印象強化と問い合わせの増加促進

予定通り、ご予算内、期限内に納品させていただきました。

プロが教える失敗しない選択基準

オリジナルテーマを選ぶべき!

完全にゼロから作るオーダーメイド

予算が150万円以上確保できる

独自の複雑なシステムが必要

ブランドイメージの完全な統制

競合が絶対に真似できない設計

既製テーマを選ぶべき!

市販テーマをベースにした効率設計

予算を100万円以下に抑えたい

1〜2ヶ月以内にスピード公開したい

SEO対策や表示速度を重視したい

将来的に自社で更新・改善したい

制作会社への依頼で 絶対に伝えるべきこと

「テーマのサンプルデザインをそのまま使わないでください」

既製テーマで構いませんが、サンプルデザインの流用ではなく、一からデザインを組んでくださいと伝えましょう

「他社と似たデザインにならないように」

競合サイトを調査した上で、差別化できる独自のデザイン構成を依頼してください

「私たちの強み、ブランドイメージが伝わるデザインにしてください」

自社の強み、顧客層、サービスの特徴、ブランドカラー、伝えたい雰囲気に合わせて、オリジナルのデザインを組むよう明確に依頼します

注意すべき制作会社の反応!

まとめ:既製テーマは「悪」ではない

WordPress制作で大切なのは、テーマの種類ではなく、「誰が、どう作るか」です。

つまり、制作会社やWebデザイナーが、既製テーマをそのまま使うのか、それとも既製テーマを土台にして独自のデザインを組み上げるのかが重要です。

既製テーマ = 安っぽい、は誤解

高品質なベースを賢く使うのがプロの手法です

要素の組み上げでオリジナルに

どう組み上げるかはWebデザイナーの技術の見せ所です

質は高く、費用は半分に

余った予算をコンテンツや広告に回すことができます

既製テーマでのホームページ制作とは、「土台の安定性」を賢く利用し、限られた予算のすべてを「自社らしさ(オリジナルデザイン)」に集中させるための賢い選択肢です!

FAQ

Q1. WordPressのオリジナルテーマと既製テーマは何が違いますか?

オリジナルテーマは、デザインや機能をゼロから設計する完全オーダーメイドのテーマです。
一方、既製テーマは市販・配布されているテーマを土台として使い、デザインや構成をカスタマイズして制作します。

オリジナルテーマは自由度が高い反面、費用や制作期間が大きくなりやすく、既製テーマはコストや納期を抑えやすい点が特徴です。

必ずしも同じようなデザインになるわけではありません。
既製テーマのサンプルデザインをそのまま使うと似た印象になりやすいですが、テーマを「土台」として使い、レイアウト・配色・写真・文章・導線を独自に設計すれば、オリジナル性の高いサイトにできます。

重要なのは、既製テーマを使うかどうかではなく、誰がどのように設計するかです。

「安っぽい」と感じるかどうかは人によって異なるため、一概に「既製テーマ=安っぽい」とは言えません。

Astraのような高品質なテーマを適切にカスタマイズすれば、既製テーマでも十分に見栄えの良いサイト制作は可能です。

ただし、サンプルデザインをそのまま使い、写真や文章だけを差し替えた場合は、他サイトと似た印象になり、独自性が弱く見える傾向があります。
そのため、既製テーマを使う場合でも、自社に合わせた独自デザインで制作してもらうことが重要です。

オリジナルテーマは、以下のような場合に向いています。

  • 予算が150万円以上ある
  • 独自の複雑なシステムが必要
  • ブランドイメージを細部まで統制したい
  • 競合が真似しにくい独自設計が必要
  • 大規模サイトや特殊な機能を実装したい

完全な自由設計を求める場合は、オリジナルテーマが適しています。

既製テーマは、以下のような場合に向いています。

  • 予算を100万円以下に抑えたい
  • 1〜2か月以内に公開したい
  • SEO対策や表示速度を重視したい
  • 将来的に自社で更新しやすいサイトにしたい
  • 高品質なサイトを効率よく制作したい

中小企業や個人事業主のホームページ制作では、既製テーマをベースにした制作でも十分に成果を目指せます。

既製テーマで依頼する場合は、制作会社に以下の点を確認しましょう。

  • サンプルデザインをそのまま使わないか
  • 自社の強みやブランドに合わせて設計してくれるか
  • 競合サイトを調査したうえで差別化してくれるか
  • スマホ対応やSEO対策まで考慮してくれるか
  • 公開後に自社で更新しやすい設計になっているか

特に「テンプレートに文章と写真を入れるだけ」の制作には注意が必要です。

既製テーマで依頼する場合は、次のように伝えるとよいです。

既製テーマを使っても構いませんが、サンプルデザインの流用ではなく、自社に合わせて一からデザインを組んでください。

あわせて、
「他社と似ないデザインにしたい」
「自社らしさを表現したい」
「ターゲットに伝わる構成にしたい」
と伝えることで、制作会社との認識ズレを防ぎやすくなります。

「オリジナルテーマじゃないとダメ」という 思い込みを捨てて、
既製テーマでオリジナル性を出す賢い選択を。

WordPress制作で大切なのは、テーマの種類ではなく、「誰が、どう作るか」です。
あなたの予算と目的に最適な選択を、プロの視点からサポートします。

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デザインやテーマの方向性がイメージできたら、次はいよいよ「具体的な制作依頼の準備」です。

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Author

Tomohiro Tatehisa

VisuaRise Design Representative
Web Consultant / Designer

米国政府系企業での勤務を経て帰国後は、グローバル企業でPMOリーダーとして活躍。数千万円規模の小規模案件から100億円超の大規模プロジェクトまで、多様なプロジェクトを成功に導いてきました。 システムコンサルタントとしては、製造業のサプライチェーン領域を中心にBPR(業務改革)を推進し、現場課題の解決と企業価値向上に貢献してきた経験があります。

日本の大手企業での多数のプロジェクトに加え、アメリカ・中国・シンガポール・インド・ブラジルでのビジネス経験を土台に、現在はWebデザイナーとして“伝わるデザイン”を追求。デザイン制作にとどまらず、実務で培った思考法やプロジェクト推進の知見を積極的に発信しています。

このブログでは、プロジェクト現場で得たリアルな学び、実践的なノウハウ、そして国際ビジネスの視点を、初心者から専門家まで届く形でわかりやすく紹介します。「本質を見抜き、わかりやすく伝える」ことを大切にしながら、あなたの創作や仕事に役立つヒントをお届けします。

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